体内を満たすリンパ液の役割は、動物が活動するために必要な酸素や栄養素を細胞の隅々まで届けること。
さらには、酸化物や老廃物を回収したり、体内の安全をパトロールする役割も担っています。

 

 

 

リンパ液には、リンパ管を流れる管内リンパ液と、細胞と細胞の間を満たしている間質リンパ液※1があります。(※1一般的には組織液や細胞間液と呼ばれています) 

 

 

細胞は、間質リンパ液から届けられた酸素や栄養を使いエネルギーの変換や新しい細胞を作り、不要な二酸化炭素や老廃物を排出しています。

 

また間質リンパ液はそれらを回収し、一部はリンパ管を経由してリンパ節で老廃物をろ過してから静脈へと送り、大部分は二酸化炭素とともに直接静脈に吸収され血液として心臓に戻ります。

 

リンパ液の流れが滞ると細胞に栄養が行き渡りにくくなり、酸化物や老廃物が体内に停滞することで新陳代謝や免疫力が低下してしまいます。
さらには被毛がぱさついたり、痛みや疲労感で動きが鈍くなるなど様々な不調の原因ともなってしまいます。

 

体中の細胞がイキイキと活動し 若々しく健康でいるためには、
間質リンパ液が体中を滞りなく流れることが欠かせないのです。

 

 

 

 

硬く絞ったタオルには水がなかなか入り込めないように

緊張や老化で硬くなった筋肉にはリンパ液が浸透しにくものです。

 

 

タオルも優しく揺らして緩めれば自ずと沢山のお水が入ってくるのと同様

筋肉も優しく触れたり揺らしたりするわずかな刺激で脳に信号を送り、自律神経に働きかけることで緊張を解き、緩めることができます。

 

 

リラックスした筋肉は、筋線維を包む筋膜の間に隙間ができるため、その隙間にたくさんのリンパ液が入り込めるようになり、呼吸や日常の動作で少し動くだけでリンパ液は細胞の間をスムーズに流れるようになります。

 

 

 

このように、体そのものが本来の機能を発揮できる環境を整えるためのケアが、
リンパケアなのです。

 

 

いつでもどこでも簡単にできるリンパケアで

ワンちゃん本来が持っている

「自らが健康になる力」を高めましょう!